ハブの捕獲、退治に挑戦 新任警察官らに対策講習 奄美署

2022年06月01日

地域

ハブ対策講習で捕獲に挑戦する奄美署員=31日、奄美市名瀬

奄美署(久保田昌二署長)の新任署員ら25人が31日、奄美市名瀬の奄美観光ハブセンターでハブ対策講習を受けた。管内でハブと遭遇した際に対処できるよう、外見の特徴や生態などを学んだ上で、専用器具や竹の棒を使った実物の捕獲、退治にも挑戦した。

 

同署のハブ対策講習は年度初めの恒例行事。同センターの本山栄隆さん(67)が講師を務め、映像も見せながら「ハブは温暖な春~秋に活発だが、夜行性で直射日光は苦手」「天敵だった外来種のマングースは奄美大島ではほとんど駆除された」などと説明した。

 

講話後、同署地域課に今春着任した署員2人がハブの捕獲、退治に挑戦。床を這うハブの動きに注意しつつ、素早く対処した。

 

専用器具で生け捕りした市素子さん(35)=屋仁川交番勤務=は「まだ遭遇したことはないが、捕獲のこつは分かった」、竹の棒でたたいて弱らせた佐野亜衣さん(23)=四谷交番勤務=は「なかなか狙いが定まらず、急に動きそうで怖かった」と語った。