卓球の福原愛さん来島　番組ロケで住民と交流　宇検村

テレビ朝日系列で毎週土曜日に放送される番組「朝だ！　生です旅サラダ」の収録が５月２３～２４日、奄美大島であり、卓球の元日本代表で五輪メダリストでもある福原愛さんが島内各地を訪問した。最終日は選手時代に合宿を行った宇検村を訪れ、住民や中学生たちと親交を深めた。

 

「卓球の愛ちゃん」で親しまれる福原さんは１５歳で２００４年のアテネ五輪に出場、以降４大会連続で日本代表として活躍した。１６年には宇検村で個人合宿を行い、主将を務めた同年のリオ五輪ではシングルスで４位、団体では２大会連続のメダルを獲得。大会中は同村の住民らもテレビの前で応援に声をからした。

 

２４日は田検中学校（大脇和久校長、生徒２５人）の全校生徒と村職員、地域住民など約６０人が宇検村総合体育館に集った。福原さんは手紙を読み上げ、「（１６年の合宿時には）村全体で支えてくれた。今でも戦友のような、家族のような存在です」と住民らへ感謝した。

福原さんが以前寄贈したサイン入り卓球台での特別試合もあり、生徒たちは福原さんを前に目を輝かせてラケットを握り、住民らは終始笑顔で再会を喜んだ。

 

福原さんと対戦した田検中２年生の前田健登さん（１４）は「スマッシュはもちろん、ラリーもとても速かった。昼休みには卓球をして遊んでいる。褒められてうれしかった」と話した。

番組はＫＫＢ鹿児島放送で６月４日午前８時から放送予定。