入賞23人が九州大会へ 奄美シマ唄日本一大会

2022年05月23日

芸能・文化

23人が九州大会出場を決めた奄美シマ唄日本一大会=22日、奄美市名瀬

奄美連合委員会の日本民謡協会「奄美シマ唄日本一大会」は22日、奄美市名瀬の市民交流センターであった。15~33歳の青年の部から、80歳以上の高年3部まで7部門に奄美各支部から計68人が出場。入賞者23人が来年の民謡民舞九州地区大会への出場権を手にした。

 

大会は喜界会所属の原田幸歩さんの「むちゃ加那」で開幕。老若男女が日ごろの練習の成果を発揮し、聴衆を魅了した。北大島支部の福山幸司支部長、山ゆり会の森山ユリ子支部長もゲスト出演して大会に花を添えた。

 

村野巳代治審査員長は「前回より腕を上げた方も多かった。これからもそれぞれの地域で島唄の明かりをともし続け、文化を次世代につなぐ活動がますます盛んになることを期待している」と講評。日本民謡協会奄美連合の松山美枝子委員長が各部門の優勝者へ賞状を手渡した。

 

成年の部優勝の前山真吾さん(39)は「奄美の島唄はどこへ行っても通用する。九州大会では胸を張って自分の島唄を歌いたい」と抱負を語った。

 

各部門の入賞者は次の通り(敬称略)。

 

▽青年 ①岩崎日向子②古澤奈那美③界眞子④岡美里⑤長井舞⑥時岡優里菜▽成年 ①前山真吾②川口美和子③潤さつき▽中年 ①藤岡俊一②福田のり子③保須々武④迫田寿恵⑤岡村昌子▽壮年 ①茂木幸生②朝木綿子▽高年1部 ①平田久代②本田サユミ③西林由美子▽同2部 ①嘉川敏子②勝六津江▽同3部 ①昇喜代子②村山美智子