落語、手品漫談で初笑い 新春寄席、3年ぶり開催 県奄美パーク

2023年01月09日

芸能・文化

新春寄席で初笑いを誘った三遊亭鬼丸さん=8日、奄美市笠利町

奄美市笠利町の県奄美パークで8日、新春寄席があった。落語家の三遊亭鬼丸さん、笑福亭べ瓶さん、手品師の伊藤夢葉さんが登壇し、約1時間半にわたって落語やマジック漫談を披露。会場を訪れた約260人は、今年が明るく良い年になるよう願いも込めて初笑いを楽しんだ。

 

新春寄席は新型コロナウイルス感染拡大の影響で昨年、一昨年は中止となり、3年ぶりの開催。真打ちの鬼丸さんは「目薬」「親子酒」落語2席を臨場感たっぷりに表現した。奄美で10回以上寄席を行っていることにも触れ、「こんなに奄美が好きな落語家はいない」と奄美の落語ファンの心もつかんだ。

 

べ瓶さんは落語「時うどん」、伊藤夢葉さんはマジック漫談で観衆の笑いを誘った。

奄美市名瀬の前田智浩さん(62)は「落語家の話し方がうまく、たくさん笑った。マジックも驚きの連続で楽しかった」と話した。最後には扇子や手ぬぐいが当たる抽選会もあった。