製品化へ候補選考進む 本場奄美大島紬 原図コン作品一般公開

2023年03月11日

芸能・文化

応募作品が一般公開された本場奄美大島紬原図コンテスト=10日、奄美市名瀬

2022年度本場奄美大島紬原図コンテスト(奄美群島地域産業振興基金協会主催)の応募作品197点が10日、奄美市名瀬の市産業支援センターで一般公開された。入選作品は製造業者が反物に仕上げ、来年の製品化コンテストに出品する。

 

コンテストは本場奄美大島紬の需要拡大と産地活性化を目的に、毎年開催している。今回は全国各地から一般の部に154点の応募があり、高校生以下は奄美大島内から33点の作品が寄せられた。製造業者が審査中で、10点ほどが入選作品として指定される。

 

応募作品のデザインは紬伝統の風合いに沿った柄や斬新な色使いなど個性豊か。奄美群島地域産業振興基金協会の牧雅彦理事長(本場奄美大島協同組合理事長)は「高校生からの応募が増えてうれしい。プロにない発想が感じられる。来年も期待したい」と語った。