1年間の学び終える 25人が修了、花の贈呈も 天城町農業塾

2024年03月15日

芸能・文化

閉講式で祝いのトルコギキョウを受け取る塾生ら=14日、天城町農業センター

農業の基礎知識や技術を学ぶ天城町の「農業塾」の閉講式が14日、同町瀬滝の町農業センター(黒橋由加里所長)であった。町内の先駆者などを講師に1年間の学びを終えた受講生25人が出席。関係者から同センターで栽培されたトルコギキョウの花が贈られた。

 

農業塾は、農業振興に向けた担い手確保と育成を目的に町の新事業として2015年度にスタート。23年度は5月から隔月で▽夏の野菜づくり▽病害虫対策▽化学肥料の基礎知識─など計6回の講義があった。24年度も5月から隔月で計6回の講義を予定している。

 

閉講式で、森田弘光町長は「子や孫に安全安心な食材を食べてもらうという点でも皆さんの1年間の学びは重要。学校給食に地場産食材を活用できる取り組みを進めていくので、皆さんもおいしい農産物を育てて協力してほしい」と語った。

 

15年以降欠かさず農業塾に参加している元山美名子さん(64)=同町浅間=は「常に新しい発見があるので毎年楽しく受講している。春の苗もの市(17日、同センター)では私が育てたマリーゴールドやジニアも出品するのでぜひ遊びに来てほしい」と笑顔で話した。