茶花小が最優秀校選出 地域一体の美化活動評価 食環協・環境美化教育優良校等表彰

2023年02月04日

子ども・教育

賞状を手に受賞を喜ぶ藤本君(右から2番目)と川畑さん(同3番目)=1月30日、与論町の茶花小

与論町立茶花小学校(段原修司校長、児童146人)はこのほど、食品容器環境美化協会主催の第23回環境美化教育優良校等表彰で最優秀校(協会会長賞)に選ばれた。これまでの海岸清掃や回収した漂着ごみを入れる「拾い箱」のイラスト制作、海の環境を守る広報など、地域と一体となった幅広い環境美化活動が評価された。

 

表彰は独創的な環境美化教育、地域社会と連携した公共の場所の美化やリサイクル活動などで地球の環境美化に寄与している小、中学校が対象。今回は全国29の都道府県から各1校の推薦があり、最優秀校4校、優秀校6校、優良校19校を選定した。

 

表彰式典は1月27日に東京であり、6年の代表児童と担任教諭が出席。同30日に同校校長室から各教室へリモートで受賞を報告した。藤本陽真君(12)は「会場ではユンヌフトゥバを知らない人がいて、『最後の言葉は何ですか?』と聞かれた。与論のことに興味を持ってくれたのがうれしかった」と振り返った。

 

担任の前園麻美教諭は「皆さんのなぜ、どうして、という大きな思いが形となり、受賞につながったと思う。ゆんぬ学だけではなく、算数や国語や理科や社会で抱いたなぜ、どうして、をこれからも大事にしてほしい」と呼び掛けた。

 

藤本君とともに式典に出席した川畑結楽さん(12)は「与論の問題点に対し、何をしたらよいのかを考えるのが難しかった。賞をもらえて茶花小の代表として誇らしい」と語った。