創作童話がプラネタリウムに 小宿中3年の森千花さん 生徒考案の映像化は初 県立博物館(鹿児島市)で上映

2023年07月07日

子ども・教育

鹿児島県立博物館の住吉啓三主任学芸主事(左)から感謝状を受け取る森千花さん=6日、奄美市名瀬の小宿中学校

奄美市名瀬の小宿中学校(前泊勝利校長、生徒164人)3年の森千花さん(15)原作の創作童話「星と友達」が映像作品となり、鹿児島県立博物館(鹿児島市)のプラネタリウムで上映されている。2年前に奄美群島内の児童生徒を対象に行われたコンクールの入賞作品で、昨年、ラジオで紹介されたのがきっかけ。同校で6日、県立博物館の住吉啓三主任学芸主事が森さんへ感謝状と映像作品を記録したDⅤDを手渡した。上映は9月10日まで。

 

「星と友達」は2021年の「第18回ネリヤカナヤ創作童話コンクール」(県図書館協会奄美支部主催)中学生の部で最優秀賞を受賞。22年にラジオで紹介され、県立博物館の片野田裕亮学芸主事が映像化を提案、上映が決まったという。同館では年に4回、職員が考案した物語をプラネタリウムのプログラムに取り入れ上映。職員以外が手掛けた物語を映像化、上映するのは初めてという。

 

「星と友達」の上映時間は約10分。毒蛇として恐れられるハブが、奄美の森で暮らすアマミノクロウサギたちと友達になり、自身が壊してしまった夜空の星を、毒の力を利用して作り直し満天の星空を取り戻すまでを描く物語。

 

幼い頃から図書館に通い、読書や物語を考えることが好きだったという森さん。「自分が抱えていた不安や悩みをハブの気持ちに置き換えて表現した。映像化は驚いたし恥ずかしいけれど、うれしい」と喜び「今後も絵本や物語を書いていきたい」と話した。

 

片野田学芸主事は「奄美の生き物や自然、星、すべてが込められた作品。今後も郷土に根付いたプラネタリウムをつくっていけたら」と話した。

 

プラネタリウムは鹿児島市山下町の宝山ホール(県文化センター)4階で1日4回上映。小中学生120円、高校生以上220円。土日祝日は高校生以下無料。