地域ぐるみで運動会 4年ぶりに本校から助っ人も 天城町・西阿木名小三京分校

2023年09月22日

子ども・教育

練習の成果を発揮して組体操を成功させる児童ら=16日、天城町の西阿木名小三京分校グラウンド

西阿木名小学校三京分校(久木崎晃誠校長、児童7人)の秋季大運動会が16日、同校グラウンドであった。助っ人として西阿木名小中の児童生徒も出場。地域住民や保護者約80人が見守る中、全9プログラムで汗を流した。

 

新型コロナウイルス感染拡大の影響で昨年までは保護者と児童のみに来場を制限していたが、今年は西阿木名小中の児童生徒も招待。4年ぶりに例年通りの運動会となった。

 

スローガンは「走り出せ!全員主役の三京っ子 エイ☆エイ☆ファイト!!」。今年度福岡県から山村留学で入学した1年の穴見優翔君も上級生に交じって玉入れ、短距離走、組体操などの競技を楽しんだ。

 

6年の太田ななみさんは「ダンスや組体操は夏休み前から練習していたおかげで練習よりも上手にできた」と小学校最後の運動会を振り返り、「三京分校の運動会は大好きなので中学に行っても応援に来たい」と笑顔を見せた。

 

三京の豊村祐一さん(68)は「私が小学生の頃は児童は70人くらいいて分校単独で運動会をしていた。人数は少なくなっても分校は三京の宝物。今後も集落全体で大切に見守っていきたい」と目を細めていた。