大島学区 倍率0・62倍 公立高校入試最終出願状況 1倍超は奄美、徳之島の2学科

2022年02月25日

子ども・教育

2022年度公立高校入学者選抜学力検査最終出願者数

県教育委員会は24日、2022年度公立高校入学者選抜学力検査の最終出願状況を発表した。全日制と定時制を合わせた学力検査定員1万1260人に対する出願者数は9187人。倍率は統計が残る1989年度以降で最低だった前年度(0・81倍)に次いで低い0・82倍だった。大島学区は定員1026人に対し639人が出願して倍率は0・62倍。倍率が1倍以上だったのは奄美の情報処理と徳之島の総合学科のみだった。奄美の4学科と徳之島の1学科で出願変更があった。

 

出願変更は今月16日から22日正午まで受け付け、全日制68校中54校、定時制2校中1校の計417人が出願の変更を行った。変更者のうち70人が同じ学校の他学科へ出願を変更した。

 

大島学区で出願変更があった学科のうち、奄美・情報処理は2人増で、倍率は変更前から0・05上がって1・18倍。徳之島・総合学科も1人増で0・03上がり1・03倍となった。このほか、奄美の機械電気が1人増、商業が1人減、家政が2人減となった。

 

全県で最も倍率が高いのは鹿児島南・商業の1・49倍で、武岡台・情報科学の1・48倍、鹿児島水産・海洋と鶴丸・普通の1・45倍などが続いた。学力検査を実施する69校154学科のうち、63校126学科で定員割れとなった。

 

学力検査は3月3日に国語、理科、英語、同4日に社会、数学、面接があり、同16日に合格者が発表される。県教委によると、新型コロナウイルスの影響で学力検査当日、追加の選抜試験ともに受験できない受験生については、調査書など書類による選考も可能としている。