学習発表などで交流 朝日中と芝山中(千葉県) 島唄披露も

2023年04月27日

子ども・教育

朝日中での交流会でSDGsの取り組みなどについて発表する芝山中の生徒=26日、奄美市名瀬

修学旅行で奄美大島を訪れている千葉県芝山町の芝山中学校(鬼澤宰校長)の3年生56人と、奄美市名瀬の朝日中学校(山宗功校長)の3年生106人の交流会が26日、朝日中体育館であった。それぞれの学校で取り組んでいる学習や地域の特色を発表し合い、親睦を深めた。

 

芝山町と奄美市の交流が始まった2015年の翌年から、芝山中は奄美大島を訪問。市内の中学生と交流会を開いている。今回は新型コロナウイルスの影響で3年ぶりの実施となった。

 

交流会は両校の生徒会長のあいさつでスタート。続いて各班に分かれ、交代で学習発表や郷土の紹介を行った。芝山中は1年生から取り組んでいるSDGs(持続可能な開発目標)についての発表、朝日中は奄美の魅力などを紹介した。

 

会の後半では、朝日中2年の奥野乃佳さんが島唄「朝花節」「嘉徳なべ加那節」を披露。会場の生徒らはじっくりと聴き入っていた。

 

芝山中の平井心さんは「より深く奄美を知ることができた。特に島唄は、地域独特の歌い方やメロディーが印象的だった」、朝日中の岡龍那さんは「千葉県のことを知る貴重な機会。発表をし合い、お互いの仲が深まった」と話した。

 

芝山中の生徒は26日来島。28日まで奄美大島に滞在して、シュノーケルやカヌー、泥染めなどの体験を予定している。