島に博物館がやってきた! 沖永良部で9年ぶり開催

2022年11月22日

子ども・教育

さまざまな展示や実験コーナーがあった「博物館がやってきた!in知名町」=20日、鹿児島県知名町民体育館

鹿児島県沖永良部島の知名町民体育館で17~20日、「博物館がやってきた!in知名町」(同町教育委員会、県立博物館主催)が開催された。沖永良部島をはじめ県内の自然の解説パネルや動物の剥製を展示。実験コーナーもあり、子どもから高齢者まで多くの島民が連日足を運び、博物館の魅力を楽しんだ。

 

県立博物館の「学ぼう郷土の自然」移動博物館実施事業の一環。主に県内島しょ地域を回って開催している。沖永良部島では9年ぶり4回目。

 

会場には沖永良部島で見られる動植物、特徴的な地層・地質などを学べる解説パネルのほか、恐竜化石や鉱物を触ることができるコーナーもあり、来場者は触れたり、持ち上げたりして重さや質感を確かめていた。

 

19日夜の星空観察会には50人が参加し、星空の魅力を満喫。液体窒素を使った実験「とほうもなく冷たい世界」や空気砲、ジュズダマ飾り作りなどの体験コーナーがあり、多くの子どもたちが参加し、楽しんでいた。

 

家族で来場した和泊小学校の児童は「液体窒素の実験はこれまで動画でしか見たことがなく、生で見ることができてよかった。沖永良部の希少な生物も学べた」と充実した様子だった。