漂着物など150キロ回収 海岸清掃「円ブルーシー」 龍郷町の円小児童ら

2022年06月14日

子ども・教育

海岸でごみや漂着物を拾い集めた円小学校の児童ら=11日、龍郷町

龍郷町の円小学校(平田賢司校長、児童9人)は11日、毎年恒例の海岸清掃「円ブルーシー」に取り組んだ。徐々に雨脚の強まる中、奄美海上保安部職員や住民らと総勢約50人で作業。円集落前の海岸に落ちていたごみや漂着物など約150キロ分を回収した。

 

円ブルーシーは、総合学習の一環で身近な自然環境の現状を知り、海洋ごみ問題に理解を深める活動。2004年から継続し、20年に海上保安庁長官表彰を受賞した。11日は午前9時すぎから海岸のごみを回収、計量した後、奄美海保職員から講話があった。

 

奄美海保の職員はクイズを交えた講話で、陸地から海に流出したごみが海洋生物を苦しめる問題を解説した。児童たちは「海岸がごみだらけで驚いた」「プラスチックが多かった」「(海洋生物が)ごみを獲物と見間違うのは知らなかった」などと振り返った。