澄んだ歌声 響き渡る わらべシマ唄大会 県奄美パーク
2025年05月06日
子ども・教育

31人の児童生徒が歌声を披露したわらべシマ唄大会入賞者(前列)=5日、奄美市笠利町
「こどもの日」の5日、奄美市笠利町の県奄美パークで毎年恒例の「わらべシマ唄大会」が開かれた。島唄を通じた伝統文化の継承などを目的に、同パークが主催して今年で19回目。奄美大島と徳之島の小中学生31人が出場し、透き通った情感豊かな歌声を会場いっぱいに響かせた。
大会は小学校低学年、同高学年、中学生の3部門で審査。大山煌人さん(笠利小3年)、原美波さん(朝日小6

中学生の部で優勝した大山仁奈さん=5日、奄美市笠利町(提供写真)
年)、大山仁奈さん(笠利中3年)が優勝した。
大会終了後、山元眞琴審査員長は「よく練習して豊かに表現していた。シマユムタ(島の方言)をあまり使わない世代としての、音楽としての島唄を世界に発信してほしい」と語った。
ゴールデンウイーク終盤のこの日、午前9時の開館から大会が終了した午後3時ごろまでに約480人が入館。足を止め、歌声に聞き入る観光客の姿も見られた。前回大会の優勝者もゲスト出場し、大会に華を添えた。
優勝者以外の入賞者は次の通り。(敬称略)
【小学校低学年の部】②井上珠希(奄美小3年)③昇紬未(古仁屋小3年)
【同高学年の部】②久保心春(朝日小6年)③泉璃音(笠利小6年)
【中学生の部】②瀬本なみ(古仁屋中2年)③井上もえ(赤徳中3年)