進路実現の意識高める 古仁屋高校で就職ガイダンス 2年生対象

2024年01月18日

子ども・教育

第一印象の大切さなどを学んだ古仁屋高校の就職ガイダンス=16日、瀬戸内町

瀬戸内町の古仁屋高校(米澤瑞代校長、生徒79人)で16日、2年生16人を対象とした就職ガイダンスがあった。講師は鹿児島市のキャリアコンサルタント小野祥子さん。生徒は面接時のマナーや自己PRの方法などを学び、就職へのイメージを明確にした。

 

厚労省の高校生就職ガイダンス事業の一環。同校では進路実現への意識や自己表現力の強化などを目的に2年生全員を対象とし、毎年この時期に開催している。

 

小野さんは授業の冒頭、第一印象をよくする大切さを説明。自分が周囲からどのように見られているかを理解し、姿勢や声、笑顔などに磨きをかけることを習慣化するとよいとアドバイスした。

 

厚労省が発行する「就職力を高めるワークブック」によると、高校新卒者の採用で重視することの上位3位は①コミュニケーション能力②協調性③基本的な生活態度―となっている。小野さんは自らの社会経験も基に「社会に出たら、相手の立場になって伝える力と聞く力がより一層必要になる」と語った。

 

後半は、面接時に必要となる自己PRの文章を考え、2人1組になって伝える練習を実施。厚労省の職業情報提供サイト「JOBTAG(ジョブタグ)」などを活用し、職業選択の幅を広げる方法へも理解を深めた。

 

高校卒業後は就職を希望しているという小城蓮斗さん(17)は「人からどのように見られているかを意識し、身だしなみや言葉づかいなどに気を付けて面接に備えたい」と話した。