5学科の特色アピール 生徒らが企画、初開催 奄美高校フェスタ

2022年12月04日

子ども・教育

生徒らが子どもたちにプログラミングの仕方を教えた商業科の体験ブース=3日、奄美市名瀬

 

奄美市名瀬の県立奄美高校(田中耕一郎校長、生徒395人)で3日、生徒主催のイベント「奄美高校フェスタ」が開かれた。初の試みで、機械電気、商業、情報処理、家政、衛生看護の5学科が合同で企画し、各学科の特色を生かしたブースを設置。午前と午後の部にそれぞれ約80人が訪れ、さまざまな創作・体験活動を楽しんだ。

 

奄美大島の魅力や専門学科のある高校としての良さをアピールしようと開催。有志の生徒ら約60人が企画・運営に携わり、6月ごろから準備を進めてきた。同校の卒業生が所属する地元企業や各種組合なども協力。会場ではあまみエフエムがイベントの様子を生中継した。

 

各ブースでは大島紬を使った小物作りや赤ちゃんの抱き方体験、プログラミング講座など、バラエティーに富んだ内容を提供。親子連れなどが参加し、創作・体験活動を通して生徒らとにぎやかに交流した。

 

商業科のプログラミング講座を受講した朝日小5年の小松悠仁君(11)は「自分が選んだ課題を解決する方法を考えるのが面白かった」と体験を楽しんだ様子。同校の卒業生で、大島電気工事業協同組合から参加した大野来好さん(20)は「先生方に会える良い機会になった」と笑顔を見せた。

 

家政科2年の伊元優姫さん(17)は「たくさんの人に成果を見てもらえたのでうれしい。イベントをきっかけに、よりよい学校にしていけたら」と話した。