新議員10人決まる 新人の栄氏トップ当選 瀬戸内町議選

2024年11月18日

政治・行政

 任期満了に伴う瀬戸内町議会議員選挙は17日投票があり、即日開票の結果、新議員10人の顔ぶれが決まった。現職6人、新人4人が当選。新人の栄克人氏(51)=古仁屋=が810票を獲得し、トップで初陣を飾った。投票率は78・22%で、2020年の前回選を1・55ポイント下回り、過去最低を更新した。

 

同町議選は12日に告示され、いずれも無所属の現職7、新人6、元職1が立候補。5日間の選挙戦では「乱立で票分散か」や「票が読めない」などの声がささやかれる中、各候補は▽人口減少・少子高齢化対策▽経済産業政策▽地域活性化▽子育て支援▽海上交通環境整備―などを掲げ、有権者に支持を訴えた。

 

投票は同日午後6時(一部で繰り上げ)に締め切られ、同8時から町役場4階委員会室で開票作業が始まり、同10時15分に選管確定が出た。2位は553票で現職の泰山祐一氏(38)=阿室釜、3位には517票で現職の柳谷昌臣氏(49)=手安=と続き、若い力が躍進した。

 

最下位当選者の得票は前回選より42票少ない263票。現職1人、新人2人、元職1人が涙をのんだ。

 

当日有権者数は6948人(男3425人、女3523人)。投票者総数は5435人、有効投票5375票、無効60票だった。