パッションフルーツ贈呈 鎌田町長が塩田知事へ 瀬戸内町産

2022年07月06日

政治・行政

塩田知事(左)にパッションフルーツを贈った瀬戸内町の鎌田町長=5日、鹿児島市の県庁

【鹿児島総局】瀬戸内町の鎌田愛人町長が5日、鹿児島市の県庁を訪れ、同町の特産果実で爽やかな香りと高い糖度、ほどよい酸味が魅力のパッションフルーツを塩田康一知事に贈った。試食した塩田知事は「甘くておいしい」と舌鼓を打ち、さらなる生産振興にも期待した。

 

瀬戸内町産のパッションフルーツは皇室への献上品として知られる。県は「かごしまブランド産品」に指定して広くPRし、産地とも連携して販路拡大を目指している。

 

同町農林課の担当者によると、今期産は日照不足などで収穫開始が2~3週間遅れたが、糖度は過去10年の平均17・5度を上回る18・0度だった。生産量は平年並みで、ハウス栽培40トン、露地栽培7、8トンを見込んでいる。収穫作業は今月20日ごろまで続く。

 

鎌田町長は「知事に味わっていただき、農家の生産意欲も高まると思う。毎年箱入りの贈答用が出身者らに人気。今後もI、Uターン者など新規就農希望者を募り、パッションフルーツ生産の担い手を確保していきたい」と話した。