住民の声反映した政策立案へ 議会改革に向け勉強会 知名町議会

2022年05月29日

政治・行政

議会改革に向けた勉強会の一環で、町の将来像について議員と町民が語り合った意見交換会=28日、知名町

【沖永良部総局】知名町議会(福井源乃介議長、議員12人)は27、28の両日、町商工会館で議会改革に向けた勉強会を開いた。28日は実現したい町の将来像などについて、町民とワークショップ形式で意見交換。今後、住民の声を反映した政策立案を展開する議会活動を進め、本格的な議会改革を目指す。

 

同町議会は2021年8月から議会改革に向けた勉強会を開いており、勉強会は4回目。22年4月には議会改革推進会議を設置した。

 

同日は議員10人、商工会、農協など各種団体と町職員15人の計25人が参加。▽知名町の「誇り」「残念」に思うこと▽20年後に実現したい町の未来▽20年後の将来像のために挑戦したいこと―について意見交換した。

 

ワークショップは5人1組で机を囲み、参加者が適宜席替えする方式で実施。20年後の町の未来について、参加者からは「食料、エネルギーを自給自足できる町」「仕事や住環境を整え、子どもたちが戻ってくる町」などの意見が出た。

 

福井議長は「これまでの勉強会はオンラインが中心だったが、今回町民との意見交換を実施したことで、議会一丸となって議会改革に取り組む意識を醸成できた。把握した課題は議会の常任委員会で取りまとめて政策提案につなげ、継続して議会改革を進めたい」と話した。