大賞に奄高など3団体 13団体が活動紹介 あまみSDGsアワード

2024年02月24日

政治・行政

社会部門で大賞に輝いた県立奄美高校の発表=23日、奄美市名瀬

SDGs(持続可能な開発目標)推進イベント「未来をひらく奄美SDGsフェスタ」が23日、奄美市名瀬のアマホームPLAZA(市民交流センター)であった。「あまみSDGsアワード」と銘打ち、同市内でSDGs達成に向けて取り組む団体を3部門で表彰。社会部門では唯一高校生で参加した県立奄美高校が大賞に輝いた。経済部門は月島JFEアクアソリューション(東京都)、環境部門は丸紅(同)がそれぞれ大賞に選ばれた。

 

フェスタは奄美市SDGs推進プラットフォームの主催で、昨年に続き2度目。初の試みとなる「SDGsアワード」には、奄美市SDGs推進パートナー(約60団体、個人)から13団体が参加。社会、経済、環境の3部門で活動発表を行った。

 

奄美高校は、生徒たち手作りの観光ツアー「奄美の魅力フルコース堪能プロジェクト」(通称・奄ふるプロジェクト)を紹介。地元企業や東京都の旅行会社と連携し、ツアー企画からおもてなしまでを生徒たちが主体的に行い、教育効果や経済効果などSDGsの目標の一つ「住み続けられるまちづくりを」への貢献をPRした。

 

月島JFEは、奄美市と共同で取り組む下水汚泥などバイオマス資源を活用した発電事業を、丸紅は奄美大島内で消費されるペットボトルを島内企業や国内外のパートナーと連携し、繊維製品などの商品開発に取り組む事例をそれぞれ紹介した。

 

発表を行った奄美高校3年の里俊煌さん、久志梨花さん、森田莉々さんは大賞受賞を喜ぶとともに「これからは大人の側として後輩を支えたい」「大人との関わりや経験を積めて勉強になった」「責任を感じたが、やりきったと思えた。お客さんの笑顔を見られてうれしかった」と話した。

 

同日は、同会場で各団体の交流ブース展があったほか、持続可能なシマづくりSDGsポスターコンクールのSDGs各目標別の特別表彰もあった。

 

大賞以外の受賞者は後日掲載。