「島でもできる」精神学ぶ K―1ファイターの岩下さん
2019年08月20日
地域
K―1ファイターで喜界島のサトウキビ農家の岩下雅大さん(35)の「島おこしプロジェクト」(スポーツ教室)が17日、喜界町体育館であった。幼児から一般まで約20人が参加。格闘技の面白さともに、「島でもできる」チャレンジ精神を学んだ。
プロジェクトは今回で3回目。K―1ファイターの指導が受けられるとあって幼児から50代までの男女約20人が参加した。
今回は①パンチの打ち方②ディフェンス③シャドーボクシング―が中心。参加者は一列に並んで岩下さんが構えるミットに打ち込んだり、円になってシャドーボクシングに汗を流したりした。
岩下さんはパンチの練習を通して「人間はもろい。絶対に人を殴ってはだめ」と強調した。参加者からは「「自分の子どもに格闘技をさせるメリットはあるか」との質問があり、岩下さんは「格闘技を通して自分の引き出しを探す、見つけることにつながる。自身と向き合い、もっと頑張れる自分を見つけることができる。自信につながる」と答えた。
岩下さんは2017年、K―1ヘビー級王座決定戦に出場した。その後、帰郷。今年3月、「喜界島からでも世界で戦えることを伝えたい」とプロジェクトを始動させた。