おめでとう、H3 奄美行き機内から撮影も

2024年02月18日

地域

航空機内左舷側の窓から確認できた上昇していく「H3」(円内)=17日午前9時すぎ

新型ロケット「H3」2号機が種子島宇宙センター(南種子町)から打ち上げられた17日、奄美大島の各地でも打ち上げ成功を祝う声が聞かれた。奄美大島へ向かっていた航空機内からロケットを撮影した人も。「初めて見る景色」「成功してよかった」と感動を語った。

 

鹿児島発奄美行きJAL3725便では機長から複数回、ロケット打ち上げを知らせる機内アナウンスがあったという。午前9時20分すぎ、左舷側の窓

種子島がある北方向の上空を見守る地元住民ら=17日午前9時20分ごろ、龍郷町

から上昇していく「H3」の姿が見られた。

 

ホエールウオッチングのため奄美大島へ向かっていた大重裕子さん(29)=東京都=は、手元のスマートフォンで撮影=写真。「横からロケットを見る、新しい体験ができた。初めて見る景色だった。クジラも見られたらいいな」と喜び、乗客の出水沢藍子さん(76)=鹿児島市=も「右側座席の乗客も左側へ移動して、譲り合いながらみんなでロケットを見守った。本当に感激した」と語った。

 

午前9時20分ごろ、龍郷町赤尾木の高台でもH3打ち上げを見届けようと2組の家族が上空を見守っていた。同時刻は雲が広がり、ロケットの姿を見ることはできなかったが、奄美市名瀬の谷山健弘さん(48)は「土曜だったので、家族みんなで見に来た。打ち上げが成功だったのなら良かった」と笑顔で話した。