紬・歌謡ショーで華やかに 町制施行50周年前夜祭 龍郷町、きょう記念式典
2025年02月16日
地域

前夜祭で大島紬姿のモデルたちがステージを歩いた紬ショー=15日、龍郷町りゅうゆう館
龍郷町の町制施行50周年記念式典前夜祭が15日、同町りゅうゆう館であった。地元中学生による合奏や合唱に始まり、大島紬のファッションショーや歌謡ショーも催された。華やかなパフォーマンスで会場が盛り上がり、観客らが半世紀の節目をにぎやかに祝った。
前夜祭には島内外から約600人が来場。オープニングでは龍南中学校吹奏楽部が大河ドラマ「西郷(せご)どん」のテーマ曲などを演奏し、同校2年1組が息の合った合唱を披露。生徒らが奏でる美しいハーモニーで開幕した。
竹田泰典町長は「先人たちの頑張りをしっかりと受け継ぎ、継承していくことが大事。前夜祭を大いに楽しんで」とあいさつした。
「紬ショー2025inたつごう」には、大島紬の着物や洋服で着飾った町民・出身者ら24組が出演。龍郷柄や秋名バラなどがあしらわれた衣装で登場したモデルたちは、美しく映える紬姿でポーズを決めステージに花を添えた。
歌謡ショーには同町ゆかりの歌手やミュージシャンら6組が出演。それぞれ同日付で「たつGO!応援大使」に任命され、竹田町長が一組ずつ委嘱状を手渡した。任期は27年3月31日まで。
トップを飾ったのは演歌歌手の三沢あけみさん。同町で育った作曲家・渡久地政信が手掛けたヒット曲「島のブルース」を伸びやかに歌い上げた。最後は歌手の平田輝さんが同町応援歌「GO!GO!!たつGO!」を熱唱。町内の学童に通う子どもたちが振り付けも披露し会場を盛り上げた。
16日は町制施行50周年記念式典が同館で行われる。時間は午後3時~同4時45分。受け付けは午後2時半から。