街角で満開、近隣癒やす ヒカンザクラ見頃近づく 奄美市名瀬
2023年01月25日
地域
1月も下旬となり、奄美大島各地でヒカンザクラの開花が加速している。奄美市の名瀬市街地ではひと足早く満開を迎えた桜木が街角を彩り、通り掛かる近隣住民らを癒やしている。市街地近郊の並木道もピンクに染まりつつあり、本格的な見頃は近そうだ。
同市名瀬の宿泊施設「あづま家」前に立つ樹齢50年ほどの桜木は23日、満開=写真。メジロやミツバチが飛び交い、花見に立ち寄る近隣住民らの姿も見られた。宿を営む東久代さん(82)は「毎年(ほかの木より)早めに花が咲く」と目を細めた。
名瀬市街地近郊で桜並木の名所とされる同市名瀬の崎原地区、本茶峠の龍郷町側山道沿いでも多くの桜木が花開き、ほぼ満開の木もちらほら。例年、奄美で桜の見頃は2月。24日から奄美も厳しい寒波に見舞われているが、この寒さを乗り越えて開花はさらに加速するのだろうか。