「幸福の木」民家で花開く　龍郷町瀬留

　〇…「幸福の木」と呼ばれる観葉植物ドラセナ・フラグランス・マッサンゲアナが龍郷町瀬留の民家で花を咲かせた＝写真。連なった白い花々が枝から垂れ下がり、玄関で家主や訪問者を出迎えている。

 

〇…リュウゼツラン科で、開花するのはまれ。９年前に家の新築祝いで知人から苗木を贈られたという中田かずのさん（５０）が、日当たりの良い玄関に置いて手入れを続けてきた。５０センチほどだった苗木は９年間で大きく成長し、葉が天井に届くほどになった。

 

〇…島外から約１週間ぶりに帰宅した４月２９日に花が咲いているのを発見。「びっくりした。（苗木を贈った知人に）すぐに連絡した。眺めて楽しみたい」と中田さん。病を患い手術を終えたばかりだったため「元気になれると思いうれしかった。幸せ」と目を細めた。