「清きご一聴を!」 あまみエフエム、永田橋交差点で生中継 開局15周年

2022年05月11日

地域

辻立ちをして通行人らに感謝を伝えるパーソナリティーの渡さん(左)らスタッフ=9日、奄美市名瀬

1日に開局15周年を迎えた奄美市名瀬のコミュニティーFM「あまみエフエム ディ! ウェイヴ」(麓憲吾代表)は9日、同市名瀬の永田橋交差点で夕方のレギュラー番組「ゆぶぃニングアワー」を生中継した。パーソナリティーらは番組内のトークや辻立ちなどを通して地域の人々に日ごろの感謝を伝え、島に根差したラジオ局としての決意を新たにした。

 

番組は午後5時からスタート。同交差点の歩道に設置したテント内から生中継された。辻立ちを行ったパーソナリティーの渡陽子さんは、車や通行人に元気よく手を振りながら「清きご一聴を!」と呼び掛け、リスナーらがクラクションなどで答えると「ありがとうございます」と頭を下げた。

 

麓代表は番組内で「島のラジオとして地元の皆さまの手で生まれ、育てていただいた。これからもご支援とご協力をよろしくお願いします」とあいさつ。節目を迎え「島の心の深さをもっと伝えられる表現や内容を考えていきたい」と今後の抱負も語った。

 

辻立ちの声を聞いて駆け付けたという奄美シマ唄の唄者安原ナスエさん(88)は、通行人として同番組にも出演。「シマユムタ伝える会のメンバーとして10年以上お世話になっている。15周年と聞いてうれしい」と笑顔で話した。