アマラビマルシェ盛況 自然テーマのグッズなど販売 世界遺産センター

2023年03月05日

地域

工夫を凝らしたオリジナルグッズが限定販売されたアマラビマルシェ=4日、奄美市住用町

大和村主催の「アマラビマルシェ」が3日、奄美市住用町の奄美大島世界遺産センターで始まった。奄美大島の動植物や文化をモチーフにしたグッズを限定販売し、2025年度に同村思勝にオープン予定のアマミノクロウサギ研究飼育施設(仮称)を来場者へアピールした。5日まで。

 

大和村は同施設の開館に向け、展示物の制作などに関わる乃村工藝社(東京都、奥本清孝代表取締役社長執行役員)と協力して土産品の菓子や小物の開発・選定を進めている。マルシェでは開発中のグッズのお披露目と施設のPRも兼ね、3日間限定での開催。

 

4日は土曜日ということもあり、朝9時の開始直後から観光客や地元住民でにぎわった。来場者は大和村産のたんかんジャムやアマミノクロウサギを模したキャンドル、奄美の動植物をデザインしたアクセサリーなど一つ一つにじっくりと目を通し、お気に入りの商品を買い求めていた。

 

研究飼育施設では交通事故などで負傷した個体の治療やリハビリ、生態研究や環境教育などを行うほか、ミュージアムショップを併設して今回開発したグッズを販売する予定。

 

村企画観光課の中山友美主査は「グッズを通して奄美の生き物への関心と保全への機運を高めるとともに、村内の農産業の活性化にもつなげていきたい」と話した。

 

マルシェの開催場所は奄美大島世界遺産センターエントランス内。時間は午前9時から午後4時。