アーケードに垂れ幕設置 大高野球部の選抜出場決定祝う

2022年01月30日

地域

大島高校野球部の甲子園出場決定を受け設置された垂れ幕と商店街関係者=29日、奄美市名瀬

県立大島高校(奄美市名瀬)の選抜高校野球大会出場決定を受けて28日、同市名瀬の中心商店街に出場が決まったことを祝う垂れ幕が設置された。名瀬中央通りアーケード商店街振興組合の松尾典昭理事長(66)は「コロナの話題ばかりで沈んでいる商店街を少しでも明るい雰囲気にしたい気持ちで設置した」と話した。

 

「甲子園出場決定おめでとう」などと書かれた垂れ幕の大きさは横2㍍×縦3㍍。布地でできており、アーケードの屋根からつり下げられている。同商店街振興組合が発案し、奄美市通り会連合会(森幸一郎会長)と共同で制作。発表と同時に揚げようと10日前から準備していたという。

 

商店街を歩く人の中には垂れ幕を見上げたり、指を指したりする人もいて、「(甲子園で)旋風を巻き起こして」「初戦を突破して島に勇気を与えてほしい」「コロナが落ち着いていたら甲子園に応援に行きたい」などの声が聞かれた。

 

松尾理事長は「決定の知らせは本当にうれしかった。島の子が自分たちの力で勝ち取ったのは改めてすごいことだと思う」。森会長(56)は「商店街全員で応援している。コロナが落ち着いたら応援イベントなども考えている」とそれぞれ話した。

 

垂れ幕は選抜野球大会が閉幕するまで設置する予定。