コロナ収束、平和へ願い 知名町瀬利覚でイルミスポット誕生

2022年12月06日

地域

翼、クジラをイメージした知名町瀬利覚のイルミネーション=4日

【沖永良部総局】知名町瀬利覚の湧水「ジッキョヌホー」近くに整備された広場に1日、新たなイルミネーションスポットが誕生した。白い翼は長引くコロナ禍の収束や平和への願いを込め、来年1月31日まで毎夜(午後6~10時)点灯する。

 

広場は県の魅力ある観光地づくり事業の一環で、2018年までに公衆トイレやベンチ、駐車場が整備された。完成後は集落が管理し、住民からは「ニュータ公園」と呼ばれ、親しまれている。今回、東則雄・同集落区長(69)の「明るい場所にしたい」との思いを受け、住民の一人(匿名)が寄付。イルミネーションのデザインや飾り付けは東区長の知人が担った。

 

ベンチの屋根部分はクジラをイメージして飾り付けた。「毎年沖永良部島に回遊して来るクジラを身近に感じることができるように」との思いを込めたという。

 

1日の点灯式には地域住民50人余りが集まり、完成を祝った。東区長は「家族、友人らで楽しんでもらったらうれしい」と話している。