ステージ、綱引き大盛況 多くの町民でにぎわう せとうち商工祭り

2022年12月05日

社会・経済 

 

大勢の来場者でにぎわったせとうち商工祭りの「赤ちゃんハイハイレース」=4日、瀬戸内町の大湊緑地公園

瀬戸内町商工会(政岡博重会長)が主催する「せとうち商工祭り」が4日、同町の大湊緑地公園であった。中央には紅白の垂れ幕が下がったステージを設置。舞台演芸や綱引きなどの多彩なプログラムが用意され、子どもから高齢者まで多くの町民が参加してにぎわった。

 

商店街を利用する町民に感謝し、街中を活性化することを目的に同商工会青年部が企画運営。例年、街中の路上で開催していたが、新型コロナウイルス対策として昨年から緑地公園で開催している。

 

会場ではステージパフォーマンスのほか、1歳前後の赤ちゃんが競う「赤ちゃんハイハイレース」や小学生以下の長縄跳び、大人が参加する大綱引きなどで大にぎわい。町内の飲食店も出店し、子どもから大人までお祭り気分を味わっていた。

 

ステージで鮮やかな衣装でフラダンスを披露した古仁屋中3年の吉田海音さん(15)は「去年の商工祭り以来のステージ発表で緊張した。見ている人が楽しくなるように思いを込めて踊った」と笑顔。「赤ちゃんハイハイレース」で、見事ゴールまでハイハイすることができた内田救瑚君(11カ月)を抱きかかえた母親のちさとさん(30)は「『完走』できて良かった。日ごろのハイハイの成果が発揮できたみたい」と話した。

 

政岡会長は「街の中がにぎわってもらえたらうれしい。ゲームや抽選会などでのんびり楽しんでいってほしい」と語った。