コロナ対策に822億円 医療、経済に重点 県予算案

2022年02月11日

地域

新型コロナウイルスの影響が長期化する中、県は新型コロナ対策費として2022年度当初予算案に540億5000万円、21年度3月補正に281億7000万円の総額822億2000万円を計上した。県民の暮らしを守ることを最優先とした医療提供体制の確保、感染拡大防止対策とともに、経済対策に力を入れる。コロナ関連の主な事業は次の通り。

 

【医療提供体制の確保、感染拡大防止対策】

 

▽重点医療機関等体制整備事業(319億5400万円)=空床確保に要する費用支援▽宿泊療養施設確保事業(134億3700万円)=軽症者や無症状者の宿泊施設の確保・運営▽ワクチン接種体制確保事業(10億1200万円)=コールセンター設置、医療機関の個別接種や企業などの職域接種支援▽高齢者施設等への感染防止対策支援事業(7億4400万円)▽障がい者施設等への感染防止対策支援事業(3億9500万円)▽感染防止対策調査事業(1億100万円)▽第三者認証取得飲食店感染防止対策支援事業(4億3600万円)▽宿泊施設の認証取得促進事業(1億8300万円)

 

【経済対策(需要喚起策)】

 

▽鹿児島GoToトラベル推進事業(126億3600万円)=県内の旅行商品の割引やタクシー・レンタカー利用料金の助成など▽インバウンド誘客早期回復事業(9900万円)=新たな滞在型観光コンテンツの充実や国内外の航空会社などと連携した重点的なプロモーションの実施▽ぐりぶークーポン発行事業(16億1300万円)=県内飲食サービス、特産品などの購入に利用できる割引クーポンの発行▽商店街にぎわい創出支援事業(1億1700万円)=県内商店街などの空き店舗活用やイベント開催などの取り組み支援▽キバレ鹿児島!WEB活用県産品販売促進事業(1600万円)=特産品販売サイト「かごいろ」の活用による県産品の販売支援。