与論町でクラスター 奄美7市町村で感染者75人 県内コロナ

2022年03月02日

地域

県と鹿児島市は1日、新たに518人の新型コロナウイルス感染者を確認したと発表した。奄美群島在住者は1市5町1村で計75人。また、与論町の児童施設で新たにクラスター(感染者集団)が確認された。同町でのクラスターは、昨年7月に会食による発生が認定されて以来。

 

奄美在住の新規感染者は、奄美市19人(10歳未満から70代の男女)、与論町19人(10歳未満から40代の男女)、知名町15人(10歳未満から70代の男女)、和泊町12人(10歳未満から30代の男女)、天城町6人(10歳未満から30代の男女)、瀬戸内町3人(20代の男女)、宇検村1人(40代男性)。

 

与論町の児童施設で発生したクラスター関連の感染者は、1日までに23人確認されている。県によると、施設内で手指消毒や換気は行われており、利用者も可能な限りマスクを着用していたという。同日までに関係者の検査を約90件実施し、今後は必要に応じて行うとしている。

 

感染者は10歳未満から60代の男女で、内訳は利用者14人、職員2人、利用者の親族7人。

 

奄美のクラスター関連ではこのほか、2月25日認定の知名町・児童施設が8人増えて計76人、同28日認定の天城町・児童施設が1人増えて計18人となった。

 

1日の発表で新規感染者が多かった県内自治体は鹿児島市195人、霧島市51人、姶良市45人、鹿屋市36人など。県外は3人だった。

 

感染者の累計は3万1570人。2月28日現在、医療機関に316人が入院し、762人が宿泊療養、2265人が自宅待機中。重症者は5人で、酸素投与が必要な中等症者は49人。また、県は1日、新たに感染者1人の死亡が確認されたと発表し、死者の累計は125人となった。