国体のぼり旗をエコバッグに 知名社協・老連、図書館へ寄贈

2020年10月17日

地域

国体ののぼり旗を再利用して作ったバッグを図書館へ寄贈した知名町社協の宗岡会長(右から2人目)ら=15日、同町立図書館

国体ののぼり旗を再利用して作ったバッグを図書館へ寄贈した知名町社協の宗岡会長(右から2人目)ら=15日、同町立図書館

 知名町社会福祉協議会(宗岡須賀美会長)と同町老人クラブ連合会(淵辺精四郎会長)は、新型コロナウイルスの影響で延期になった国体の「のぼり旗」をエコバッグに仕立て直し再利用している。15日、このうち10個を図書バッグとして活用してもらおうと、町立図書館へ寄贈した。

 

 鹿児島県では今年、国民体育大会(燃ゆる感動かごしま国体)と全国障害者スポーツ大会(燃ゆる感動かごしま大会)が県内各地で開催予定だったが、新型コロナの影響で2023年に延期された。

 

 国体公開競技パワーリフティングの会場となっていた知名町は、大会延期を受け、使えなくなったのぼり旗の一部を両団体へ無償提供。両団体はこれまでエコバッグを33個製作し、業務などで活用している。

 

 町老連の渡辺美津代事務局長(67)は「(のぼり旗を)捨てるのはもったいないので再利用を考えた。丈夫で使いやすいエコバッグができた」と笑顔。社協の元榮恵美子事務局長(61)は「図書バッグが不足していると聞いて寄贈を思い付いた。喜んでくれたので作ってよかった」と話していた。