地元食材で作ってみて 奄美高家政科 小学生へレシピ冊子贈呈

2022年07月16日

地域

児童へレシピ冊子を贈呈した奄美高校家政科の生徒ら=15日、奄美小学校

奄美市名瀬の奄美小学校(中村勝校長、児童369人)で15日、奄美高校家政科(通称あまかせ)の生徒らが作成したレシピ冊子の贈呈式があった。来校した高校生たちが6年生の児童らへレシピのポイントを伝え、「地元の食材を使ったお菓子です。私たちがまとめました」と郷土料理の魅力や同校家政科の活動をアピールした。

 

あまかせは奄美の食文化の継承などを目的に、例年小学生の親子を対象に郷土料理教室を開催している。レシピ冊子は、新型コロナウイルスの影響で教室が開けない中、新たな取り組みとして、奄美市の21年度地元高校魅力アピール支援事業の一環で作成した。

 

冊子には落花生に黒糖をまぶした黒糖豆や、さつまいもと米粉を練って揚げたもち天、ドラゴンフルーツ入りのカップケーキなど、6品の作り方を掲載。贈呈式では高校生手作りの黒糖豆が振る舞われ、家政科2年生の角田あむさん、勝梨奈さん、中池凜さんが「夏休みに作ってみてね」と児童らへ呼び掛けた。

 

レシピ冊子は市内の小学校全21校の6年生に配布する。奄美小6年生の安岡未來さん(11)は「豆菓子がおいしかった。夏休みにはさつまいももち天を作ってみたい」と話した。