奄美の海をタイルで描こう! 御殿浜公園のベンチ彩る 奄美中央RC

2024年02月21日

地域

ベンチ周りをタイルで彩る参加者=18日、奄美市名瀬

奄美中央ロータリークラブ(RC)は18日、奄美市名瀬の御殿浜公園で、クラッシュタイルを使って奄美の海を描くワークショップを開催した。一村キッズクラブのメンバーやタイル職人も参加。総勢約50人で同RCが設置したベンチ付近を飾り付けた。

 

奄美中央RCは、世界的な海洋汚染の拡大防止を願い「環境保全×アートプロジェクト」として、海を望む御殿浜公園内に御影石製のベンチを設置した。

 

ワークショップは、ベンチ周りを彩ってもらおうと開催。参加した子どもたちは奄美の海をイメージしようと、さまざまな形のタイルを張り付けた。

 

海洋環境保全を願い設置されたベンチ=18日、奄美市名瀬

ベンチは、周辺部の仕上げ作業を経て今月末の使用開始を予定。背もたれ部には、奄美民話絵本「さるのいきぎも」のパネルをはめ込み、「ネリヤの海はたからばこ」「白い砂浜 青い海 大自然のきょらさ」などの標語があしらわれ、環境保全の大切さをPRしている。

 

同RCの上堀内ちあき会長は「ベンチは海をバックにしたロケーションの良い場所に設置できた。海洋環境保全を考えるきっかけになればうれしい。譲り合いながら多くの人に使ってほしい」と話した。

 

一村キッズクラブの上原南さん(10)は「いろいろな形のタイルを組み合わせながら、特徴のある魚を作れて楽しかった。これからもきれいな海を守っていきたい」と笑顔を見せた。