学びの魅力発信　舞台や展示発表、表彰も　知名町生涯学習フェス

【沖永良部総局】知名町の第３２回生涯学習フェスティバル（町、町教育委員会主催）は５、６の両日、おきえらぶ文化ホールあしびの郷・ちななどであった。舞台や展示発表、各種表彰、講演など多彩な催しで学びの魅力を伝えた。

 

昨年度まで新型コロナウイルス禍のために規模を縮小して開いていたが、３年ぶりに全プログラムを実施。６日の式典はパパアイラナ・エラブのフラダンスで華やかに開幕した。社会福祉功労や短歌コンクールなど各部門で計３０人を表彰。福祉作文最優秀賞受賞者による作文発表もあった。

 

町企画振興課地球温暖化対策専門職の乾大樹さんが講演し、町が取り組む脱炭素について解説。自然環境との共生、台風のリスク、人口減少など島を取り巻く課題を挙げ、「子や孫の代まで豊かな島を手渡すための『持続可能な島・まちづくり』を実現するため、脱炭素と島の課題を共に解決する必要がある」と強調した。

 

公民館講座８団体が民謡や踊りで日ごろの練習成果を披露した。

 

展示発表は町民体育館、あしびの郷・ちなの２会場で５日から始まり、茶道や工作の体験コーナーもあった。同日夜にあった文化協会前夜祭では１１団体が１３演目を発表した。

被表彰者は次の通り。（敬称略）

 

【福祉】▽８０２０運動　清島和男、新村トミヱ、西伊敬文、坂井トシ子、伊窪洋子▽社会福祉功労　盛山里子

 

【社会教育】▽知恵袋博士認定　冨重明（竹細工）

 

【短歌コンクール】〈小学生〉▽大賞　柏原莉子▽優秀賞　鳥丸咲恵、肥後有架〈中学生〉▽大賞　森田愛理▽優秀賞　藤内瑠那、山田武瑠〈高校生〉▽大賞　白川武弥▽優秀賞　西那穂、野瀬満櫻〈一般〉▽大賞　吉富兼▽優秀賞　先田菜穂子、平舞香

 

【福祉作文】▽最優秀賞　新山心結、山川稀心▽優秀賞　根占惠利、田中未侑、牧野智大、高瀬三菜美、島愛名美、白石重翔、西田龍樹、竿めい、田原美空