実久棒踊り、4年ぶり奉納

2015年10月22日

地域

 

紙吹雪が舞う中で棒踊りを披露する男衆=21日、瀬戸内町実久

紙吹雪が舞う中で棒踊りを披露する男衆=21日、瀬戸内町実久

 瀬戸内町加計呂麻島の実久集落(安田則夫区長、13世帯、17人)で21日、実久三次郎神社大祭があり、棒踊りが4年ぶりに奉納された。紙吹雪が舞う中、踊り手たちは棒を激しく打ち合う勇壮な舞いで観客を楽しませた。棒踊りは1916年に伝わったとされ、現在は古仁屋在住実久会の青年団が受け継いでいる。過去3年は大祭の中止などで披露されていなかった。同神社にまつられる実久三次郎は、平安時代末期の保元の乱(1156年)で敗れて奄美に渡った源為朝の子と伝えられる。大祭は毎年旧暦9月9日に開かれている。