島童会が文科大臣表彰 長年の見守り、ボランティアで 徳之島町

2022年12月14日

地域

 

文部科学大臣表彰を受けた島童会の(前列左から)川村副会長、宮永会長、東事務局長=12日、徳之島町役場

【徳之島総局】徳之島町で小中学生の登下校の見守り活動などに取り組んできた島童(しまわれ)会(宮永勇夫会長)が、文部科学省の学校保健-および学校安全表彰で文部科学大臣表彰を受けた。12日に同町役場で伝達式があり、高岡秀規町長から表彰状を受け取った宮永会長(85)は「表彰は考えてもいなかった。大変光栄に思う。学校や行政、警察など関係者の協力のおかげ」と感謝した。

 

同表彰は文部科学省が学校保健や学校安全の普及と向上に尽力し成果を挙げた個人、学校、団体が対象。

 

島童会は2005年以降、亀津地区と亀徳地区で朝と放課後に巡回パトロールを行って児童生徒の交通安全と防犯に貢献したことが評価され、ボランティア部門で表彰を受けた。22年度は全国から29団体が同部門で表彰された。

 

伝達式に出席した東守仁事務局長(62)は「子どもたちが手を振ってくれたりあいさつしてくれたりと、反応もよい」と笑顔。川村安次郎副会長(86)は「子どもたちの姿がかわいらしくて、毎朝こちらが元気をもらっている」とやりがいを語った。

 

高岡町長は「地域の安全という目に見えないもののために長年尽力していただいた。地域にとって重要なボランティア活動なので今後も子どもたちの見守りをお願いしたい」と述べ、感謝した。