沖永良部の民話も題材 絵本出版プロジェクト
2019年11月28日
地域
消滅危機言語の保存継承に取り組む研究者でつくる「言語復興の港」は27日、琉球諸語の絵本出版プロジェクトをスタートさせた。現在、沖永良部島をはじめ四つの島の昔話絵本を制作中。資金をクラウドファンディングで募る。
絵本は沖永良部島、与那国島、竹富島、多良間島の言葉で島に伝わる民話を題材にした。島言葉に標準語訳がつき、島の人の朗読音声CD、言語学者の解説がつく。学習教材としても活用できる。
沖永良部島の民話は「ましゅ いっしゅーぬ くれー」。同じ日に生まれ、海の向こうからやってきた神様に塩一生の運と、竹一生の運を授けられた夫婦の物語。沖永良部方言の研究に取り組む国立国語研究所の横山晶子さんが担当した。
プロジェクトの詳細はhttps://readyfor.jp/projects/minato言語復興の港。