犠牲者の冥福祈る 徳之島町 富山丸戦没者慰霊 3年連続で献花のみ実施

2022年09月29日

地域

祭壇に献花する高岡町長=28日、徳之島町亀徳

太平洋戦争中の1944年6月、徳之島沖で米軍潜水艦に撃沈された輸送船「富山丸」の戦没者への献花が28日、徳之島町亀徳の「なごみの岬公園」であった。新型コロナウイルスの影響を受け3年連続で町関係者のみの参加。祭壇に手を合わせて犠牲者3724人の冥福を祈った。

 

献花には高岡秀規町長、幸野善治副町長、行沢弘栄議長ら町代表者らが参加。祭壇前には全国の8遺族会から届いた花が並べられ、参加者は焼香と献花を済ませた後、全員で黙とうして恒久平和を祈った。

 

高岡町長は「今年はロシアのウクライナ侵攻もあり、平和の尊さを強く感じている。3年連続で献花のみとなってしまったが、来年こそは島外から遺族を迎えて慰霊祭を開催したい」と話した。

 

遺族会主催で64年から続いた慰霊祭は、遺族の高齢化を理由に、半世紀の節目で遺族会全国連合会が解散。2014年からは同町主催で開催している。20、21年は新型コロナ禍のため町関係者限定で献花のみを実施。今年は感染拡大の影響で時期をずらして実施した。