祖父母宅に一時避難の大窪君、熊本へ

2016年05月09日

地域

「余震が心配」と話す祖母の和代さん(右)と泰司君=7日、龍郷町中勝

「余震が心配」と話す祖母の和代さん(右)と泰司君=7日、龍郷町中勝

 熊本地震の発生から3週間以上が経過し、熊本市内の学校は休校措置を取っていたが9日以降、多くの学校の再開を予定している。大窪泰司君(8)=熊本市西区=は4月23日から龍郷町中勝の祖父母説龍一さん(64)、和代さん(64)宅に一時避難。同町の戸口小学校に短期間通学。7日、熊本市に向け帰途に就いた。和代さんは「学校が再開するのでやむを得ないが、余震が続くので心配」と困惑した表情で話した。泰司君は説さん夫妻の長女大窪利佳さん(35)と熊本県出身の宏司さん(34)夫妻の一人息子。地震後、通学する熊本市西区の池田小学校が休校となった。両親は共働きのため、祖父母のいる奄美への一時避難を決めた。