軽快なステップに汗流す かごしま国体、ダンス講習会 奄美市名瀬

2022年05月29日

地域

振り付けを覚えながら元気よく踊る住用相撲クラブのメンバーら=28日、名瀬総合体育館

2023年10月に鹿児島県内で予定されている特別国民体育大会(かごしま国体)の開催に向けた「ゆめ~KIBAIYANSE~」ダンス講習会(鹿児島県主催)が28日、奄美市の名瀬総合体育館であった。奄美大島と徳之島からスポーツ推進員や小中学生など約30人が参加。振り付けを覚えながら軽快にステップを踏み、心地よい汗を流した。

 

同楽曲は、かごしま国体の公式イメージソング。講習会は奄美会場を含む県内7カ所で実施され、県エアロビック連盟理事長の高岡綾子さん(56)が講師を務めた。

 

奄美市であった講習会でも、参加者らはリズムに合わせて手足を動かし一つ一つの動作を繰り返し練習したほか、椅子に座ったまま踊る「シッティングバージョン」の振り付けにも挑戦した。同国体では奄美大島が相撲競技の会場となっており、この日は住用相撲クラブの小中学生も参加。まわし姿で力強く踊った。

 

同クラブメンバーの泉洸慎さん(金久中3年)は「最初は難しかったけど(振り付けを)一つずつ教えてもらえたので楽しかった。国体に出られるよう稽古を頑張りたい」と話した。

 

高岡さんは「初めての人も覚えるのが早くて驚いた。年齢や障がいの有無に関係なく、いろんな人が一緒に踊れる振り付け。ダンスを通じてもっと国体に興味を持っていただければ」と語った。