飲食店経営者向けセミナー 奄美市

2019年06月27日

地域

集客や利益率アップの方法などについて語った遠山景子アドバイザー=25日、奄美市名瀬

集客や利益率アップの方法などについて語った遠山景子アドバイザー=25日、奄美市名瀬

 飲食店経営者向けの集客・売上・利益アップセミナーが25日、奄美市名瀬の奄美大島信用金庫本店であった。一般社団法人フードアカウンティング協会(東京都)の遠山景子氏が講師となり、「目標と来店ターゲットに合わせた販売促進方法で認知度・利益率アップを目指して」などと語った。

 

 フードアカウンティング協会は飲食店の繁盛化をサポートする会計事務所の団体。遠山氏は同協会の相談員として、年間約600店舗へアドバイスを行っている。セミナーは日本政策金融公庫鹿児島支店など主催。奄美大島の経営者や創業希望者ら約30人が受講した。

 

 効果的な販売促進のために、遠山氏は▽新規の来店客数を増やす▽客単価を上げる▽ランチ客をディナーへ誘導する―などの明確な目標設定と、ターゲット層を決めることが大切と指摘。「問題点がどこか分かれば、どんな方法で何をすればいいのかが見えてくる」と語った。

 

 セミナー後半では「新規客開拓」「客単価・利益率アップ」を目標に①インターネットの検索システムを活用しお店の情報を発信する②店内の雰囲気や価格帯などの情報を店外に掲示して入店を促す③メニュー表を改善して売りたいものをアピールする―などの方法を紹介。

 

 実践例をもとにした具体的なアドバイスに、受講生はメモを取りながら真剣な表情で聞き入っていた。講演後は各支援機関の個別相談会もあった。