2年連続で豊作 収穫シーズン到来祝う 天城町マンゴー出発式

2022年07月22日

地域

たわわに育ったマンゴーを手に笑顔の森田町長(右)と関係者=21日、天城町天城

【徳之島総局】天城町熱帯果樹生産組合(作山和久組合長、組合員32人)のマンゴー出発式が21日、同町天城のほ場であった。同組合によると2022年産の収穫見込みは21㌧で、天候に恵まれた前年に続き豊作。式には関係者約40人が出席し、テープカットで収穫シーズンの到来を祝った。

 

同組合によると、今期は着果率の低下が見られたものの、梅雨明け後の天候に恵まれ、質、量ともに前年と同程度となる見込み。来賓で訪れた森田弘光町長は「ふるさと納税の返礼品として人気の高いマンゴーは天城の夏の主力品目。日本全国の方々に食べてほしい」と期待を込めた。

 

会場となったほ場を経営する豊田宏祐さん(68)は「4500個ほどを出荷予定だが既に3分の1は出荷済み。管理作業を徹底したおかげで満足できる品質に育った」と出来栄えに自信を見せた。

 

町などによると、20年度は不作で生産額7500万円と落ち込んだが、21年度は同1億200万円にまで回復。同年度実績で50戸(栽培面積5・5㌶)がマンゴー栽培に取り組んでいる。