秋の与論路駆ける ヨロンマラソン

2023年11月20日

地域

スタートで一斉に走りだすフルマラソンの走者=19日、与論町茶花

第30回ヨロンマラソン(同実行委員会主催)は19日、与論町茶花を発着点に島を周回するコースであった。強い日差しの下、608人が秋の与論路を走り切った。フルマラソンの男子は平岡章宏さん(兵庫県)、女子は大蔵由紀子さん(愛知県)が優勝。ハーフマラソン男子は地元の石峯三穂さん(与論町)、同女子は松谷恵美さん(神奈川県)が制した。

 

大会は新型コロナウイルスの影響で4年8カ月ぶりの開催。第30回は3回の延期を余儀なくされ、大会史上初めて11月開催となった。全国各地からフルに279人、ハーフに465人がエントリーし、最高齢は92歳。うち8割以上が島外からの参加だった。

 

従来のゴール手前地点の工事に伴い、コースを一部変更。フルは午前9時、ハーフは同11時にスタートした。フルスタート時は曇っていたが、次第に晴れ、ハーフスタート時は汗ばむ陽気に。ランナーは強い日差しと起伏の激しいコースに苦しみながらも、沿道の声援に後押しされ、思い思いにゴールを目指した。

 

フルは218人、ハーフは390人が完走した。

【フルマラソン】▽男子 ①平岡章宏(兵庫県)3時間26秒②岡元直樹(与論町)3時間40秒③中西如人(茨城県)3時間5分31秒④大田諭志(福岡県)⑤倉地修(愛知県)⑥高橋良(東京都)

▽女子 ①大蔵由紀子(愛知県)3時間28分4秒②岡里美(大阪府)3時間34分8秒③菊井祐子(奈良県)3時間52分11秒④柏木貴子(滋賀県)⑤山口加代子(神奈川県)⑥天利優里(沖縄県)

 

【ハーフマラソン】▽男子 ①石峯三穂(与論町)1時間16分54秒②原田涼平(同)1時間22分11秒③山下慶大(同)1時間31分41秒④藤原正浩(東京都)⑤山根文雄(大阪府)⑥関糸暖空(与論町)

▽女子 ①松谷恵美(神奈川県)1時間43分39秒②井橋礼子(東京都)1時間47分8秒③林姿均(与論町)1時間49分55秒④古川奈央(福島県)⑤村山由美(千葉県)⑥松谷みどり(北海道)