「しゅっぱーつ!」 瀬戸内署では児童が号令 春の交通安全運動出発式

2024年04月06日

社会・経済 

市街地パレードに向かうパトカーなどに「しゅっぱーつ!」と号令を掛ける児童たち=5日、瀬戸内町古仁屋

奄美群島各地で5日、春の全国交通安全運動出発式があった。市街地でのパレードなどで、交通安全をアピールした。運動期間は6~15日の10日間。全国の運動重点は①こどもが安全に通行できる道路交通環境の確保と安全な横断方法の実践②歩行者優先意識の徹底と「思いやり・ゆずり合い」運転の励行③自転車・電動キックボード等利用時のヘルメット着用と交通ルールの順守。

 

瀬戸内署の出発式は瀬戸内町古仁屋のきゅら島交流館であり、署員や県・町の職員、交通安全団体関係者ら70人余りが参加した。地元のスポーツ少年団「古仁屋キャノンボール」の児童6人が「しゅっぱーつ!」と号令を掛け、パトカーや広報車が古仁屋市街地に繰り出し、交通安全を呼び掛けた。

 

出発式では、鎌田愛人町長(代読)と肥後宗孝署長のあいさつに続き、児童たちが交通安全宣言。「横断歩道を必ず渡ります」「自転車を運転するときは道路の左側を必ず走ります」などと交通ルールの順守を誓った。

 

出発式後は、同町交通安全母の会のメンバーらが郵便局や銀行が立地する中心市街地で「運転はゆとりとマナーの二刀流」などと書かれた啓発ティッシュなどを配った。

 

今年の同署管内の交通事故発生件数(3月末現在)は人身1件(前年同期比1件増)、物損43件(同11件増)となっている。