ピーチ、成田便も減便 GW後から6月末は運休 関空便4~6月も運航なし 24年度事業計画

2024年01月27日

社会・経済 

ピーチ・アビエーションの機体=2023年9月18日、奄美市笠利町の奄美空港

ANAホールディングス(芝田浩二代表取締役社長)は23日、ANAグループの2024年度事業計画を発表した。傘下の格安航空会社(LCC)ピーチ・アビエーションは、奄美と成田・大阪(関西)を結ぶ各路線の減便や期間運航を決定。現在、週5往復している成田―奄美は3月31日~5月6日を週4往復へ減便し、ゴールデンウイーク(GW)後の5月7日~6月30日は運休する。奄美―関西は3月30日~6月30日を運休する。

 

ピーチは減便、運休の理由を「成田・関西と札幌・沖縄方面を結ぶ路線の増便と、国際線の新路線開設の検討に伴い、機材配分の適正化を図るため」としている。

 

成田―奄美は1月11日から週5往復で運航中。3月1日~同30日は1日1往復の週7往復となるが、同31日~5月6日は金曜から月曜の週4往復へ減便。5月7日~6月30日は運休する。7月1日~10月26日は週7往復となる。

 

関西―奄美は2月8日まで運休中。2月9日~3月29日は月、水、金曜日の週3往復で運航し、3月30日~6月30日は運休する。7月1日~9月30日は週7往復で運航する。

 

ピーチによると、国内線は堅調な需要が見込める成田、関西―札幌を1日最大7往復に増便。旅客需要の高まりを鑑み、成田―沖縄を1日3往復へ増便する。国際線ではインバウンド(訪日外国人観光)需要の拡大を見込み、新路線の開設を検討している。