新造船「つばさ」、10月就航へ 「きょらむん」の後継船 共同組海運

2023年06月24日

社会・経済 

大分県佐伯市の三浦造船所で行われた共同組海運の新造船「つばさ」の進水式(提供写真)

鹿児島港と奄美群島を結ぶ貨物フェリーを運航する共同組海運(本社鹿児島市、牛田篤志社長)の新造船「つばさ」の進水式が21日、大分県佐伯市の三浦造船所であった。現在運航中の貨物船「きょらむん」(2502トン)の後継船で、10月下旬の就航を予定している。

 

同社は現在「みさきⅡ」(2592トン)と「きょらむん」の2隻を運航。自動車や食料品、農産物、建築資材、コンテナなどを積載し、鹿児島港と奄美群島間の物資輸送を支えている。

 

新造船「つばさ」は総トン数2609トン、全長110・84メートル、幅16・50メートル、積貨重量1600トンで「みさきⅡ」と同型。満載航海速力は17・5ノット(時速約32キロ)。貨物を積んだトラックやトレーラーごと船に乗り込み、輸送が可能なRORO(RollOn、RollOff)型の貨客フェリーで、トラックドライバーなども乗船できる(旅客定員10人)。鹿児島―奄美大島、徳之島、沖永良部島を結ぶ航路と、鹿児島―奄美大島、徳之島、喜界島を結ぶ航路で運航する。

 

三浦造船所で行われた進水式には関係者ら約50人が出席した。

 

奄美市名瀬港で同社の船舶代理店業務を担う里見海運産業営業部の藤﨑秀則統括部長は「台風通過後は積み荷の依頼が集中し、積載しきれずにお断りすることも多い。『つばさ』では貨物スペースを効率よく使用でき、これまで積めなかった大型の車両や貨物も積載できるので、そうした状況も解消できるのではないか」と新造船への期待を示した。