本港地区でホテル棟上げ 年末完成予定、全206室 奄美市名瀬

2022年03月02日

社会・経済 

2022年末の竣工(しゅんこう)に向け建設が進む竹山産業開発のホテル=1日、奄美市名瀬

奄美市名瀬矢之脇町に県と同市開発公社が造成した名瀬本港地区(マリンタウン地区)に竹山産業開発(本社・同市名瀬、竹山真之介代表取締役社長)が建設を進めているホテルの上棟式が1日、現地であった。関係者が棟上げを祝うと同時に工事の安全を祈願した。12月末の竣工(しゅんこう)を予定している。

 

新たなホテルは、現在名瀬港町にある奄美サンプラザホテルを移転、新築するもの。移転に伴い名称もホテルサンデイズ奄美に改称する。

 

3196平方㍍の敷地に、地上10階建て鉄骨造(延べ床面積6298平方㍍)の建物を建設。206の客室に加え、レストランや会議室などを設けるほか、最上階には展望浴場も整備。名瀬港が一望できる設計となっている。無人チェックイン機の導入も計画している。駐車場は約100台分を確保する。

 

上棟式には施工業者ら約30人が出席。竹山社長は「工事は順調にきている。稼働率は8割を目標にしていきたい」と述べた。

 

マリンタウン地区は、本港中央埠頭(ふとう)から旧商港区を埋め立てて造成。昨年3月には県の臨港道路が全線開通したほか、遊技施設や観光施設、緑地などの整備が進んでいる。