特別賞に知名町の生産者3人11部門に245点、品質審査 県フラワーコンテスト

2025年02月21日

社会・経済 

九州農政局長賞に選ばれた田尻博樹さんのグラジオラス

日本花き卸売市場協会会長賞に選ばれた西村昇幸さんのソリダゴ

県フラワー協会会長賞に選ばれた牧野宏秋さんのテッポウユリ

【鹿児島総局】県花き振興会主催の2024年度県フラワーコンテストが20日、鹿児島市の県庁であった。奄美関係では知名町の生産者3人が特別賞を受賞。九州農政局長賞にグラジオラス部門の田尻博樹さん、日本花き卸売市場協会会長賞にソリダゴ部門の西村昇幸さん、県フラワー協会会長賞にテッポウユリ部門の牧野宏秋さんがそれぞれ選ばれた。

 

同コンテストは、花卉(かき)生産の技術向上などを目的に毎年開催し、今年度は県内20市町村から11部門に計245品が出品された。

 

県内の花卉市場、県フラワー協会などの関係者が商品性や品種特性、病害虫の有無などを審査。金賞、銀賞、銅賞各20点を選び、最高賞の農林水産大臣賞など、特に優れた特別賞11点を決定した。

 

審査委員長を務めた今和泉尋及県フラワーセンター所長は「資材高騰など苦しい経営状況下で、南西諸島では大雨の影響もあった。このような中で多くの出品があり、農家や産地の努力がうかがえた。全国的に花卉の出荷が減っている。今後も生産性の高い品目の導入などに力を入れてほしい」と総評した。

 

入賞作品は22~23日に鹿児島市のセンテラススクエアである「フラワーフェスタinかごしま2025」で展示し、22日は特別賞の表彰式がある。